2006/1/17





  2006年のコニカミノルタホンダチームについて

2005年の末にはいくつかの意外な移籍などが話題となったが、モーターサイクル・ロードレースの頂点であるMotoGPクラスは、990ccまでの4サイクル・エンジンを積んだプロトタイプ・マシンによって争われる新しいレギュレーションが施行されてから5年目のシーズンを迎えようとしている。

コニカミノルタホンダチームは2005年と同じ体制で新しいシーズンを迎える。

コニカミノルタホンダの競技および技術的な部門を取り仕切るJapan Italy Racing(JiR)は、コニカミノルタというメイン・スポンサー、技術面をサポートするHonda、MotoGPクラスにデビューして4年目を迎えるライダーの玉田誠など、さまざまな国籍のスタッフからなる日本主導のレース・プロジェクトに、より安定した基盤を築こうとしている。

JiR運営責任者ルカ・モンティロンのコメント
「JiRが活動を行なっていく上で掲げている主要なポリシーのひとつに、多様性がある。2002年以来、私たちは計画にともなう困難を十分に意識した上で、日本の市場を開拓するプロジェクトに専念してきた。このような状況にもかかわらず、私たちはレースとマネージメントの両面で満足のゆく結果を残してきたと言えるだろう。
 MotoGP世界選手権の歴史上初めて選ばれたスポンサーや、とりわけJiRの組織が日本の技術を中心とする多国籍のチームを組織したのでなければ、そうはならなかったはずだ。
 最近の数カ月間で、現在の状況においてはまだ中期的な基礎が固まっていないということが明らかになった。コニカミノルタとHondaが改めて私たちのプロジェクトとチーム体制に信頼を寄せてくれることに対し、感謝しなければならない。
 2006年に、JiRはコニカミノルタや関係する他の協力者に対し、より充実したサービスを提供する。私たちはモーターサイクル・ロードレースが昨年同様、これからもまだ成長してゆくものと確信し、JiRがプロフェッショナルな集団としてそこから成果を挙げることを期待している。
 技術と競技の両面で、エンジニアのベルナルデッリが率いるスタッフは、HondaRC211Vの戦闘力を引き出すことによって玉田誠に最善の支援を行なう能力を備えている」

コニカミノルタホンダ技術監督ジュリオ・ベルナルデッリのコメント
「昨シーズンが終了してから、私たちは2005年の成績を分析する期間を過ごしてきた。これをそれ以前の2年間の成績と比較した結果、チーム体制のどのような部分を変更し、より高い技術的な能力を身につけるかを理解することができた。
 スタッフの能力を引き出すために必要なそれらの調整と技術面で必要な機械の入手のために、必要な時間を費やしてきた。体制の健闘とプログラム作成のための時間は、非常に有意義なものだったと考えている。
 そうした変更点のひとつが、冬季テストに対するアプローチの方法だ。2004年シーズンが終わってからヘレスでの開幕戦までに、私たちは玉田を擁して8回のテスト・セッションを行ない、9000kmの走行をこなした。そのテストのすべてで、私たちのチームは上位をキープしていたが、最初のレースでは予想外の困難に直面した。今年はテストの量を減らし、その質を向上させる方針を固めた。これに従い、私たちは1月31日から3日間にわたっておこなわれるフィリップ・アイランドのセッションからテストを開始する。その際に予想される気象条件は2005年シーズン中に最高の結果を残すことができなかったやや気温の低いものだ。この冬は、最後に1度だけ、2月14、15、16日のセパンで気温の高い状況でのテストを行なう。このプログラムによって、私たちはシーズンが開幕するとき、最善の状態をつくることができると確信している。ヘレスに似たコンディションの中で状況を把握することに、より多くの時間を費やすというわけだ」

コニカミノルタホンダ玉田誠のコメント
「冬の間にゆっくり体を休めて鋭気を養い、必要な充電期間を過ごすことができた。体力トレーニングを多くこなし、昨年のあまりありがたくない経験を最大限に活かせる状態が整ったと信じている。これは自分にとってとても必要なことであり、2006年が自分のライダー生活において、有意義な転換期になるものと信じている。
 自分自身はもちろん、チームの能力にも疑問を抱いたことは一度もない。Hondaとコニカミノルタが、また私たちを信頼してくれたことに感謝している」