
| 全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦 栃木県・ツインリンクもてぎ
観客動員数:11,000人(土、日、2日間合計) 7月20日(日)決勝 31位(リタイア) 7月19日(土)予選 1位 2分10秒078
筑波、鈴鹿と十分な状態でレースをできなかったこともあり、第5戦ツインリンクもてぎまでに、オートポリス、そしてツインリンクもてぎでテストを行った。新しいエンジンを載せ、そのセットアップを中心にテストを進めていった。新しいエンジンの調子はよく、レースに向けて好感触を得ていたが、テスト終了後にエンジンに破損が見つかり、今回のレースには使用できなかった。
そのため金曜の走行では、エンジンの組み合わせを今までと変えて走らせることにした。ピットインを繰り返しながら菊池はセッティングを煮詰めていく。エンジンのセットアップはいい方向に進んだが、パワーバンドが狭すぎるのが課題となった。それをシリンダーや部品で解決しようとしたが思うように解決できない。
土曜日は朝からあいにくの雨となり、予選ではエンジンを最初の状態に戻して臨んだ。だが、本人が思ったよりも乗りにくい状態だったため、ここでもエンジンのセッティングに時間を費やすことになる。さらにギアが入りにくいトラブルが出てしまいピットイン。結局、予選1回目は一度もタイムアタックをせずに終わったが、2分12秒379でトップタイムを記録。予選2回目は、雨足は強くなったがタイムを縮めていく。本人が想定したタイムをクリアする2分10秒078。2分10秒台をマークしたのは菊池のみ。2番手のライダーに1秒6もの大差を付けてのポールポジションとなった。
迎えた決勝。予選とはうって変わり晴れ間ものぞき気温も上昇していく。湿気も多く蒸し暑い一日となった。タイヤチョイスには迷わなかったが、キャブレーションは難しい。菊池はグリッドでキャブセッティングを行ったが、安全マージンを取ることにした。
シグナルがブラックアウトし、1コーナーへは2番手で進入。鈴鹿で抱えていたハンドリングの問題も解消し、2周目の3コーナーで青山周平選手をかわしてトップに立つ。ペースを2分2秒台から1秒台へとファステストラップを更新しながら周回を重ねていく菊池。このペースについてこれたのは青山選手のみ。レースは菊池と青山選手の完全に一騎打ちとなった。
しかし、レースも中盤から後半にさしかかろうとしたころ、菊池のマシンから異音が聞こえてくる。「何が原因なのか?」菊池の頭の中は、軽いパニックに陥る。ペースがやや落ちるが、青山選手は抜きにこない。抜かれてもすぐに抜き返す自信はあった。マシンが壊れなければ勝てる…。だが…。
残り2周を切った16周目。ヘアピンを立ち上がり、シフトアップしていく。だが、4速にギアが入らない。そのまま失速していく菊池を労せず青山選手が抜いていく。菊池はピットインし、そのまま悔しいリタイア。駆動系のトラブルだった。
菊池寛幸コメント 「エンジンは結局、満足するところまで仕上げられなかったが、ハンドリングの問題も解消し、筑波、鈴鹿に比べればいい状態でレースができていました。キャブレーションももう少し絞ってもよかったし、何もなければ2分1秒台で周回できたはず。今回はパーツの破損というトラブルが発生し、ショックでしたが原因を解明して次回に備えたいと思っています。次回も応援よろしくお願いいたします」
次回、第6戦は8月24日に大分県・オートポリスで行われます。 |