全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦 宮城県・スポーツランドSUGO
観客動員数:11,000人

#5 菊池寛幸
9月14日(日)決勝 優勝
9月13日(土)予選 8位 1分36秒797

全日本ロードレース第7戦が宮城県・スポーツランドSUGOで開催された。今シーズンも、今回を含めて残り2戦。ここまで不運なトラブルが続いていた菊池にとって、どうしても流れを変えたいレースであった。
 
公式予選の行われた土曜日。スポーツランドSUGOは朝から霧に包まれ、1回目の走行は視界不良のためキャンセル。午後は何とか霧が晴れ、1セッションのみでグリッドが決められることに…。 だが、その1セッションでアクシデントは起きてしまう。何とピットロードで減速しなかったライダーに菊池が追突されてしまったのだ。菊池は左のふくらはぎ部分を強打。マシンはリアホイールが割れるほどの衝撃を受け、後部を破損。予選は残り17分。菊池は痛む体を顧みずピット前にマシンを戻すと、チームクルーがマシンの修復に入る。そんな菊池の状況を見て、本来ライバルでもある他のチームのクルーまでも、修復をサポートしてくれた。その甲斐もあり、残り10分でコースに復帰。クリアラップは取れなかったものの、最終ラップに1分36秒797をマークし、Bグループ4番手につけた。予選はAグループとBグループで、霧のため視界の差があったことから、タイム順ではなく、両組のライダーが交互に並ぶ方式が採用された。このため、菊池は2列目8番手グリッドからスタートすることとなった。
 
快晴となった日曜日。菊池の左ふくらはぎは大きく腫れ、全身に痛みが残っていた。決勝には痛み止めの薬を使い、レーシングスーツは腫れている左ふとももの関節部分を伸ばして曲げられるように調整してもらい臨んだ。
迎えた決勝。菊池は好スタートを切り4番手で1コーナーに進入。オープニングラップのうちに2位に上がると、3周目にはトップに浮上していく。「自分の体の状態を考えて、集中できるところでペースアップしようと考えていた」とレース後に菊池が語るが、1分36秒前半でコンスタントに走る。この菊池のペースに2位以下のライダーはついてこれず独走体制を築いていく。レース終盤になり、ふとももの方の関節の感覚が薄れてきたが、落ち着いて走ったと言う菊池が、そのままトップでチェッカーを受け、今季1勝目を挙げる結果となった。

菊池寛幸コメント
「アクシデントがあったけど関係者に手伝ってもらって予選を走らせてもらえた。普段はライバルでも何かあったときにメーカーという垣根に関係なく助けてくれる仲間がいることを実感したレースでした。ブリヂストン、MOTUL、DENSOを始め、いろいろな人の強力があってこそ、今回は勝つことができたと思う。次回のTIサーキット英田は得意なサーキットなので、ぜひ勝ってシーズンを締めくくりたいですね」

次回、第8戦は10月19日に岡山県・TIサーキット英田で行われます。

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