GP125
♯3 菊池寛幸
チームウィリー

2005MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦
スーパーバイクレース in OKAYAMA
岡山県・岡山国際サーキット(旧称:TIサーキット英田)
10月16日(日)・決勝
天気:晴れ
コース状況:ウォーミングアップラン/ウェット
      決勝レース/ドライ

決勝順位:1位
ベストタイム:1分37秒046

前日の天候とはうって変わって、決勝レースは青空が広がる秋晴れの中で開催された。しかし、夜半まで降り続いた雨により、朝8時から始まったウォーミングアップ走行の時点では、路面コンディションはウェットとなっていた。しかし、天候の回復は確実なものとなっていたため、決勝レースでは完全なドライコンディションの中で行なわれることが予想された。

公式予選2位でフロントローを獲得した菊池は、ウォーミングアップランでは、ドライコンディションに合わせたマシンセッティングを施して走行を開始。この時点では、路面はまだ濡れている状態だったが、今後の天候を予想しての状況判断だった。このセッションでマシンセッティングを確認し、1分48秒249のトップタイムをマーク。決勝レースでの好結果が期待できる内容となった。

そして迎えた決勝レース。路面にはうっすらとウェットパッチが残るポイントも見られたが、路面コンディションはほぼドライとなっていた。フロントローからスタートした菊池は、絶妙なクラッチミートで2番手で1コーナーを通過。レース序盤からトップグループを形成していった。

菊池を含めた3台によるトップ争いは中盤になっても変わらず、テール・トゥ・ノーズの接戦が繰り広げられていた。長年の経験でこのサーキットでの戦い方を熟知していたこともあり、最終ラップが勝負ポイントになることを考え、中盤以降はそのための走りに徹していた。

そして迎えた最終ラップ。菊池は2番手でコントロールラインを通過。終盤にはバックマーカーも現れていたため、自分に有利な展開に持ち込むことが難しい状況となっていたが、落ち着いた走りで一瞬のチャンスを狙っていた。最終コーナーを2番手で立ち上がってきた菊池は、ここで渾身の力を振り絞ってストレートを走りきりゴール。コントロールライン手前でトップのライダーを抜き去り、0.021秒という僅差で大逆転に成功。シーズン4回目の勝利とともに、自身初の全日本チャンピオンを獲得したのだった。

菊池寛幸コメント
「今日は全日本タイトルを獲得することを優先にしていたので、チャンピオンを獲得することができてホッとしました。序盤は様子を見ながら走行し、ラストラップに勝負しようと考えていたんです。最終ラップでバックマーカーの処理をためらったポイントもあったのですが、最後のストレートで逆転できて嬉しいですね! レースウィークに入ってから、マシントラブルなどがあったのですが、それらを解消して良いマシンに仕上げてくれたスタッフと、ずっとサポートしてくれたスポンサーの皆様にすごく感謝しています。全日本ロードレース選手権を13年間戦ってきましたが、今までと今年とでその戦い方が大きく違ったことはありませんでした。転倒が無かったり、決勝レースでのトラブルがなかったのが、チャンピオンを獲得するために重要な部分だったと思います。ただし、今シーズンのレースはまだ終わっていません。まだ最終戦が残っているので、そこでまた優勝したいと思います。また、今後の僕自身の目標は、現在講師を務めているSRS-J(鈴鹿レーシングスクールジュニア)で教えている子供達と、いずれ同じ土俵でチャンピオン争いをしたいと考えています。世界へと挑戦できる若手ライダーを育成していくことがすごく楽しいんです。僕達をレースで打ち負かすライダーが出て来たら、その時に現役を引退します。そして、その後はスタッフとして関われるようになりたいというのが僕の願いです。この目標を実現するために走り続けますので、これからも応援よろしくお願いします!」

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