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GP125
♯3 菊池寛幸
チームウィリー
2005MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第8戦
スーパーバイクレース in もてぎ
栃木県・ツインリンクもてぎ
10月30日(日)・決勝
公式入場者数・土曜日/3,200人 日曜日/8,500人
天気:くもり
コース状況:ドライ
決勝順位:2位
ベストタイム:2分1秒316
シリーズランキング:1位(獲得ポイント/124ポイント)
全日本ロードレース選手権シリーズ第8戦スーパーバイクレース in もてぎは、2005年シーズン最後の決勝レースの朝を迎えた。うっすらと雲が広がる空模様は、昨日の予選日のように雨が降り始めることはなかったが、早朝のフリー走行が始まるころはまだ路面温度も低い状態だった。
前日の公式予選2回目のセッションで、菊池はマシントラブルに見舞われていた。20分間という予選時間の中では、そのトラブルを完全に修理することができず、9番手スタートで決勝レース当日を迎えていた。
しかし、これまで菊池を支えてきたメカニックの活躍で、当日のフリー走行までにマシンをほぼ完全な状態に修理することに成功し、フリー走行でマシンの状態を確認。この時点で、マシンの感触を確かめた菊池は、決勝レースへの確かな手応えを感じとっていた。
決勝レースでは、3列目から好スタートをきめ、1コーナーに6番手で進入。その後は、トップグループの中で周回を重ね、ひとつずつ順位を上げていき、6周終了時点で3位、8周終了時点では2位まで浮上した。そしてついに、12周目の4コーナー進入でトップとなり、ラスト3周を残して最後のラストスパートをしかけていった。
続く13周目に2位に順位を落としたが、最後の逆転を目指して渾身の走りを披露。そのままラストラップへと突入し、トップを走るライダーの背後で、今シーズン5勝目を狙っていたが、惜しくも2位でゴール。納得できる成績で、2005年最後のレースを終えることができた。
今回の最終戦は、菊池にとって感慨深いものとなった。それは、前回のレースでシリーズチャンピオンを獲得した安堵感から来るものではなく、別の出来事があったからだ。
それは、今回優勝した葛原大陽選手が、菊池が講師を務めている鈴鹿サーキットのスクール「SRS-J」の教え子だったからだ。菊池は、「自分の教え子たちが成長して、自分たちと優勝争いができるようになってほしい」というコメントを、レースの度に発していた。そして、この言葉が初めて現実となったのが今回のレースだったのだ。レース内容では2位という悔しい結果に終わったが、教え子の活躍を素直に喜ぶ菊池にとって、今日のレースは一生思い出に残るだろう。
菊池寛幸コメント
「今日の葛原選手の優勝は素直に嬉しいです。ライダーとしては、レースで負けているので悔しいけど、自分が一人の講師として考えると、感じるものが違います。自分が思っていること、“生徒が同じ土俵で僕と戦って、僕に勝って欲しい”と考えていたことが、実際に実現できたのですから。自分が勝つ以上に喜んでいます。正直言って、こんなにこみ上げてくるものがあるとは思いもしませんでした。僕たちが教えている生徒はまだたくさんいるので、その子たちが今回の葛原選手のようになれるまでは、僕も頑張りたいですね。走っているときは、僕たちはただのライバルです。手加減だってしていません。実際に、勝負ポイントで仕掛けようと思っていましたから。だから、僕の次の目標は、下から上がってくるであろう生徒たちを、レースで負かすことですね。そうやって勝負しあうことでお互いにレベルを高めあって、後輩たちに伝えていきたいと思っています。僕はまだまだライダーなんで、速いライバルが出て来たらそれを乗り越えていきます。それを繰り返しながら、後輩たちが僕の今の年齢になるぐらいまで、レースを続けてくるといいいな、と思っています!」
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