#044 菊池寛幸
ウイダーホンダ学園DDBOYS
FIM 2006 世界耐久選手権シリーズ第5戦
“コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース
三重県・鈴鹿サーキット
7月29日(土)
天気: 曇り
路面: ハーフ・ウェット - ドライ
フリー走行: 7位
チーム・ベストタイム: 2分11秒621
12年ぶりの鈴鹿8時間耐久ロードレースに臨む全日本GP125クラスのディフェンディング・チャンピオン、菊池寛幸は、金曜日の午後7時からおこなわれたナイト・プラクティスで夜間走行の感触を探り、土曜日の最終フリー走行で決勝レースを前にした最後の調整を済ませている。前日の計時予選でコンビを組む浜口俊之選手が2分11秒277の最速タイムをマークしており、惜しくも10組が出走するトップ10チャレンジに出走する権利を獲得することはできなかったが、13番手という上々のグリッド位置を確保している。さらに、土曜日のフリー走行で浜口選手は7番手の好記録で7位につけ、決勝への見通しはより明るいものとなった。
最後のフリー走行で菊池が重視していたのは、いかに体力を温存しながら安定した速いペースを維持するかという点だ。ここまで主に軽量級のスペシャリストとして活躍してきた菊池にとって、JSB仕様の重いHONDA CBR1000RRを猛暑の中で走らせることは、体力的にきわめて困難な挑戦となる。そして体力の消耗は、そのまま走行のペースダウンにつながってしまう可能性をはらんでいる。菊池は土曜日の午後、敢えて通常の走行距離を超えたタイヤを履いて走行し、厳しい情況のなかでどの程度のペースをキープできるかを確認している。
その結果、菊池は多くのマシンで混み合ったコース上を消耗したタイヤで走りながら、レース中の想定タイムとしていた2分14〜15秒台をマークして有意義なシュミレーションを完了した。タイヤやマシンの状態を確かめるだけではなく、菊池は体力の消耗を抑える走行中の給水やペースの違うライダーを交わすタイミングなど、さまざまな局面について対策を探っていた。
通常のレースの4〜5回分を1日で走行しなければならない8時間耐久では、チームメイトにマシンを託して待機している時間を有効に使えるかどうかも、成績を左右する大きな要素になる。チームのスポンサーでもあるウイダーの支援を得て、走行終了後には入念なマッサージをほどこし、体重を測定して失わせた水分を補うなど、長丁場に備えた万全の体制を整えている。
菊池寛幸コメント
「いい成績を残せるか、鍵になるのは僕がどれだけ体力的な理由でペースを落さずに自分の走行時間を終えられるか、とういことだと思います。今日も感じたのは、曇っているときは問題ないけど、陽射しが強い状態だと、やはりキツくなりということでした。たぶん2回目から3回目の走行のときが、いちばん暑くて厳しいコンディションになるはずなので、そこでペースを維持できるかどうかですね。タイヤが消耗しても狙いどおりのタイムで走れることは、今日のフリー走行で確認できたので、自分自身がタレないようにしないと。走りながらドリンク・ボトルから水分を上手く摂れるかどうかによっても体力の消耗がずいぶんかわってくるんですが、実際にやってみると、これがなかなかむずかしいんですよ。あとはコースが混んでいるとき、いいリズムで周回遅れになったマシンを抜けるかでしょう。タイミングを誤ってひっかかってしまうと、すぐに2分18秒台くらいまでペースが落ちてしまいます。浜口選手が好調だし、責任重大ですよ。8時間を走りきるのはたいへんだと思いますけれど、休憩時間中のマッサージや水分補給など、チームは万全の準備をしてくれているので、心強いですね」
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