菊池寛幸 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦レポート

2008年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦
SUPERBIKE RACE in TSUKUBA
5月11日(日)茨城県・筑波サーキット(フルコース:2.070km)
天気 予選日:雨/決勝日:雨時々曇り

#8 菊池寛幸(F.C.C.TSR/Honda RS125R)
<予選>1番手 ベストタイム1分04秒542
<決勝>1位 ベストタイム1分00秒271

開幕戦から約1ヶ月半で迎えた2008年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦。舞台は茨城県・筑波サーキットに移った。開幕戦で優勝争いをしながらも、マシントラブルにより、悔しいリタイアとなった菊池寛幸はその雪辱をこの筑波で晴らそうとテストを重ねてきていた。

レースウィークに先立ち、金曜日にはA.R.T.合同練習が行われた。菊池はこの日から準備してきた成果を見せていた。積極的に周回を重ねた菊池は1分00秒131とこの日のトップタイムをマークしていた。だが、このサーキットでの自己ベストが59秒700の菊池はトップタイムとはいえ、満足することなく、59秒600のコースレコードを狙う意気込みでレースウィークを迎えた。

予選を迎えた土曜日は朝から雨が降るウェット・コンディション。元々雨にも強い菊池だが、この日迎えた予選では2回とも後続に追随を許さないタイムで、共にトップ。1分04秒542と2番手を0.544秒離して、堂々のポールポジションを獲得した。

決勝は、朝から雨が降ったり止んだりの難しいコンディション。菊池が参戦するGP125クラス決勝開始時刻には、乾きだしていたコースにまた小雨が降るという状況だった。サイティングラップでマシンが滑ることを確認した菊池は、スターティンググリッドでタイヤ選択に悩んでいたが、藤井監督の一押しもあり、スリックタイヤでスタートすることに決めた。

スタート直後はスリップ具合などを確認する意味も含め、様子を伺っての走行となった。1周目は無理をせず3番手でコントロールラインを通過。タイヤが温まり、グリップ力が出てきたと同時にペースアップ。3周目にはトップに立つ。無理をせず、確実なペースで周回を重ねる菊池は、常に落ち着いていた。レース終盤になり、残り3周となった裏ストレートで他車の先行を許す。だが菊池は冷静だった。第1コーナーでは自分の方が速く、抜くことに自信があった菊池は、無駄な仕掛けはせずに、最終ラップで抜こうと考えていた。だが、次の周のダンロップコーナー、相手のミスで労せずしてトップに立つとそのまま逃げ切り、2005年の第6戦岡山以来の優勝を飾った。

菊池寛幸コメント
「スタート直後は悪コンディションの為、グリップ力が出るまで我慢の展開でした。しかし今回は、テストを重ねてきた積み上げで車体のフィーリングも良く、たとえ誰かに先行されても最終ラップの1コーナーの進入で前に出る自信があった為、冷静なレース展開が出来ました。久しぶりの優勝ですが、これもチーム力のおかげだと思っています」
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