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菊池寛幸
“コカコーラ・ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第31回大会レポート
2008年 FIM QTEL 世界耐久選手権シリーズ第3戦
“コカコーラ・ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第31回大会
7月27日(日)
三重県・鈴鹿サーキット(フルコース:5.821km)
天気 予選日:晴れ/決勝日:晴れ一時雨
#6 菊池寛幸・岩田 悟(F.C.C.TSR)
<予選>11番手 ベストタイム2分11秒021(岩田)2分13秒132(菊池)
<決勝>リタイア 158周
2週間前、8耐に向けて鈴鹿サーキットで行われたテスト中に転倒し、両肺を損傷した菊池。2週間は安静と診断され、一時は8耐出場を断念することも検討されたが、驚異的な回復を見せた菊池は1週間で退院し、無事8耐に参戦することになった。
第31回大会となる“コカコーラ・ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース。気温は連日35度近くまで上がり、アスファルトの照り返しから体感温度はそれ以上となる猛暑に見舞われたレースウィークとなった。テストによる怪我から十分なトレーニングができなかったことが、菊池の体力にどう影響を与えたのかが心配された。
しかし体力とは違う問題が発生した。怪我で肺の治療に専念していたために入院中は気づかなかった、右腕の痛みを伴う違和感を覚えたのだ。テストでの転倒で痛めたと思われるが、その痛みがレースウィークになって表れた。しかし、チームにはトレーナー陣も待機して万全な体制でレースを迎えていた。
そして木曜日に始まった公式練習。右腕の痛みでペースが上がらない菊池。予選などの一発タイムはチームメイトの岩田選手に任せることにし、菊池はレースのアベレージを上げる走行に専念した。予選では岩田選手が2分11秒021で11番手。惜しくもトップ10トライアル進出を逃した。
そして迎えた決勝。岩田選手がスタートを担当。レース序盤は10番手をキープしての周回が続いた。レース開始1時間後に菊池が走行を開始。猛暑に加えて右腕の痛みが菊池を襲う中、27周を走った。菊池は10周を走ると、右腕の痛みから、右手の感覚がなくなる中で走行していた。菊池からバトンを渡された岩田選手は9位まで順位を上げた。そして予定周回数を終えて菊池に交代すると、サーキットに雨が振り出す。菊池はピットインをしてレインタイヤに履き替え、再度コースへ。雨はコース全体に降るわけではなく、東コースで大粒の雨がふれば、西コースは晴れてコースが乾き、西コースに雨が降れば、東コースが乾くという難しいコンディション。だが、そこがまた菊池の本領を発揮できる場。このコンディションの中で最速に近いタイムで周回を重ねていった。
そして95周目に路面がドライになったと同時にピットイン。ドライタイヤに替えて岩田選手がコースイン。菊池のフィジカル面を考慮し、長めの30周でまた菊池に交代する。7位〜8位争いを展開していった。そして、そのまま岩田選手にまた交代。レースは残り2時間、トップ6フィニッシュが見えた頃だった。しかし、岩田選手がコースインしてから5周後の158周目。S字コーナー付近でマシンが突然ストップ。岩田選手がマシンを押し、どうにかピットまで戻って来れた。メカたちはマシンの修復を試みたが、修復不可能と判断。残念なリタイアとなってしまった。
菊池寛幸コメント
「今回はフィジカル面で不安がありましたが、チームが用意してくれたトレーナー陣、体調管理をしてくれた医師団に感謝してます。そして一番感謝しているのは、体を冷やしてくれたり、身の回りのお世話をしてくれたチームスタッフのみんなです。みんながいなければ、ここまで走れなかったでしょう。そしてチームメイトの岩田選手にも本当に助けられました。本人も厳しいコンディションなのに、自分の分まで背負ってもらって本当に感謝しています。彼はこれから全日本を背負っていくライダーのひとりなので、これからも頑張ってもらいたいです。そして、藤井監督はじめ、チーム全員に感謝したいです。トップチームで走れる喜びを再確認しました。残念な結果に終わりましたけど、ライダーとしてもらったこの経験はとても価値があると思います。最後にこの猛暑の中、応援に来てくれたファンのみんなにも感謝したいです。いつもありがとう!」 |
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