フォーミュラ・ニッポン第4戦Report

突然のトラブルに見舞われ僅か5周でリタイア

2005年度第4戦決勝レースは、曇り空とはいえドライコンディションの富士スピードウエイで開催された。午前に行われたフリー走行では、予選後に変更を加えたセッティングの細部の煮詰めと、燃料をフルに積んだ状態でのマシンの挙動などのチェックにより、予選時に比して戦闘力がアップしたことが確認できた。

NODA’S TIME:1'31"360(14番手)  TOP TIME:1'29"604(井出有治) 

スタート時には雲間からときおり太陽が顔を出すようになり、気温も24℃まで上昇した。午前のフリー走行で順調な仕上がりをみせた野田は、得意のスタートを決め第1コーナーへ飛び込むが、そこでおきた混乱に巻き込まれる。ピットクルーがノーズを用意し、ストレートを行く野田のマシンのフロント・ウイングの状態をチェックするなどしたが、ドライバーからも走行に支障はないとの無線交信が入り、スタート時より3ポジションアップの11位をキープしてレースを続行。後半に攻める作戦をとっていた野田は、その後も先行グループを追い続ける順調な走りをみせていた。しかし、5ラップ目のBコーナー手前で突然スピンし、そのままコースアウト。レース開始直後にリタイアという残念な結果となってしまった。

15時頃になって空が急激に暗くなり、1コーナーの観客席で傘の花が開き始め雨の到来を知らせたその直後、強い雨がコースを襲う。コーナーはもとよりストレートでもコースアウトするマシンが出るなどしたため、レースは31ラップ時点で赤旗中断となった。その後16時30分になって、第2パートというかたちで32周によるレースが行われ、トレルイエ選手がレイン・コンディション下での激しいバトルを制した。

NODA’S POSITION:リタイア BEST TIME:1'32"095
優勝:ブノワ・トレルイエ/FASTEST LAP:松田次生 1'30"267

●ドライバー:野田英樹
「Bコーナー手前で急に大きな音がしたかと思うとリアがロックしてスピン、リタイアとなってしまいました。まだ原因はわかりませんが、駆動系のトラブルだと思います。スタート直後の第1コーナーで他のマシンとの軽い接触があり、フロント・ウイングが壊れたと思いましたが、走りに影響がなかったのでそのままレースを続けました。後半でいい状態になるセッティングにしていましたので、無理のない走りでタイヤを労わりつつ、先行グループについていくという作戦通りの走りをしていたところで、トラブルが発生。マシンのポテンシャルを発揮することなく、あっけなくレースを終えることになってしまいました。予選、決勝を通じて歯車のかみあわない、不完全燃焼の週末となり、悔しくそして残念な思いでいっぱいです」

●チーフエンジニア:笠井昭則
「リタイアするまでのペースは、想定どおりでした。トラブルの原因はまだはっきりしませんが、おそらくBコーナー手前で4→3→2とシフトダウンしたときに、なんらかのトラブルで4→2→1とギアが落ちてしまい、スピン状態になったものと思われます。今週末は、いい流れをつかむことができずに終わってしまいましたが、次戦では今シーズンの好調さを復活させる走りを実現したいと思います」
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