2005年MotoGP第16戦 トルコ・グランプリ 練習走行レポート

新サーキットに合わせ、精力的に作業をこなした玉田

10月21日(金)
トルコのイスタンブールに建設されたサーキットで、初めてMotoGP世界選手権が開催された。ライダーがトルコの迫力ある新サーキットをよりよく理解するため、3回のフリー走行は通常より30分延長されている。ドイツ人技師、ヘルマン・ティルケが設計したサーキットは変化に富み、大半のライダーから好評を得ている。

午前中に行なわれた最初のセッションで、玉田はそのライディングスタイルに合わない路面温度の低いコンディションだったため、期待どおりの結果を残すことができなかった。玉田以外にも滑りやすい路面にきわどい場面を演じるライダーが多かったが、幸い、いずれも深刻な結果を招くことはなかった。こうした状況から、コニカミノルタホンダに所属する玉田は、まず最善のラインを見極めることに集中し、午後のセッションからはRC211Vのバランスを改善する作業を開始した。

玉田は第2セッションの間、ほぼ安定して4番手の位置にいたが、最後にいくつか順位を落とし、11番手で走行を終了した。土曜の走行に向け、チームは玉田がタイムを伸ばすことができるよう、いくつかの対策を講じる予定だ。全員が初めて経験するこのようなサーキットでは、走行が進むにつれてグリップがよくなることから、決勝レースに適したセッティングを予測して作業を進めることが極めて重要になる。

玉田誠コメント
(11位-1分55秒657。周回数51)
「このコースは走っていてとても楽しかった。ここよりも迫力のあるレイアウトのコースは、ムジェロぐらいでしょう。いつもより30分長く走れたので、いろいろと試すことができました。マシンは希望した変更によく反応していたので、今週末はいい感じで作業を進められるはずです。リアタイヤの右側の温度が上がりにくく、正常な温度になるまでに2〜3周はかかるようでした。レースでも、この点に注意する必要があるでしょう。このサーキットでひとつだけ気になったのは、路面の状態です。4輪のF1が走ったため、すこし路面が荒れたのかもしれません。明日の朝も1時間30分走ってセッティングを進めることができるので、午後にはいい予選結果を残せるようになると思います」

ルカ・モンティロン チームディレクター
「非常にテクニカルなサーキットで、とても気に入った。マシンの違いによる差は小さくなり、全員にとって初めてのこういうコースではライダーの実力が結果に反映される割合が大きくなる。フリー走行の1回目から2回目にかけて、明らかな進歩があった。明日はきっといい結果が出るだろう。玉田は無用なリスクを冒すライダーではなく、肝心なところで力を発揮してくれるライダーだ。気象条件は気温が上がればよくなるだろう。それが私たちにとっては有利に働くはずだ。3回ポールポジションを獲得した昨年とは対照的にまだ実現していないことなので、コニカミノルタホンダチームのマシンがフロントロウからスタートするところを、ぜひ見てみたいと思っている」
MotoGP 第16戦