2005年MotoGP第17戦 バレンシア・グランプリ 決勝レポート

今シーズン最終戦、玉田誠は9位フィニッシュ

スペイン・バレンシアで開催されたMotoGP世界選手権シリーズの最終戦は迫真の熱戦となり、情熱的な12万5000人のファンがリカルド・トルモ・サーキットのスタンドからこれを見守った。

10番グリッドからスタートしたコニカ・ミノルタ・ホンダの玉田誠は、最初の数周、上手くリズムに乗ることができなかった。2周目を終了した時点で12位だった玉田は少しずつペースを上げ、3周目から5周目にかけて、中野真矢、トニー・エリアス、ジョン・ホプキンスの3人を抜きさっている。玉田はその2〜3秒前を行くコーリン・エドワーズを追い、その差は10周目までに1秒あまりまで短縮していた。しかしその後、リヤタイヤのグリップが落ちたために玉田はそれまでのタイムを維持することができなくなり、安全策をとってそのまま9番手でチェッカーフラッグを受けた。

玉田にとってもコニカ・ミノルタ・チームにとっても幸運に恵まれたシーズンとは言えず、長い冬のオフ・シーズン中は、来年の開幕戦に再び最善の状態で臨めるよう、精力的な作業が行なわれる。

玉田誠コメント
(9位/30周-47分34秒862/ベストラップ:1分33秒962)
「最初の2〜3周はタイヤの温度を上げることに集中しなければならなかったが、それに時間がかかりすぎた。4周目からはいい状態になってタイムも伸びてきたけど、タイヤの感触がよかったのはわずかな間だけで、10周目くらいから後輪が空転しはじめ、マシンの性能を100パーセント引き出すことができなくなった。それまでは調子がよく、すぐ前のエドワーズに迫っていただけに残念でした。レース前半が終わるころから、攻めの走りができなくなってしまった。9位というのは、とても満足できる成績ではありません。これから今シーズンの内容を評価し、どのあたりを伸ばせば来シーズンにはトップのライダーたちと争えるか、理解して結論を出すつもりです」

ルカ・モンティロン チーム・ディレクター
「容易にトップ10入りすることができないことは判っていたが、今シーズンの結果は期待を下回るものだった。シーズン序盤に負傷した影響が、私たちの戦いにマイナスの影響を及ぼした。それでもスタッフやライダーには全幅の信頼を寄せている。今シーズンをふり返り、分析する時間が必要で、それを評価した上でこれからの戦略を決定したい。2005年シーズンの活動を可能にしてくれたホンダやコニカ・ミノルタに感謝している。今年の経験は、きっと新しいシーズンのために役立つことだろう」
MotoGP 第17戦